第8回『服飾史研究会』報告
服飾史研究会
3月2日 自由が丘「岩立フォークテキスタイル ミュージアム」にて
『第10会展 煌めく刺繍布 フルカリ 針で綴る華やかな世界』を見学しました。
今回展示されている「フルカリ」は、独立以前のパンジャーブ地方の農村で
女性たちに愛用されたベールです。
「フル」は花、「カリ」は仕事、花の刺繍を意味することだそうです。
地布は自家製の木綿を紡いだ糸を細巾に手織りし、3枚を接ぎ合わせて大きな布に仕立て、
茜や藍を使って 赤茶色や濃紺、紫などに染め上げてあり、それぞれの色には意味があるようです。
刺繍糸は撚られていない絹の真綿糸が用いられ、主にダーニングステッチで埋め尽くされています。
西パンジャーブ(パキスタン)では幾何学文様、東パンジャーブ(インド)では具象文様が多く
動物や人物、憧れの装身具、娯楽のゲーム盤など愉しい暮らしの図が刺繍されています。
室内では写真撮影不可でしたので、下の写真は入り口前に展示されていたフルカリです。
汽車が真ん中に刺繍されており、車輪や汽車の黒い煙まで刺繍されていました。
今回のフルカリ展は3月18日まで 木・金・土曜日の10時から17時開館
参照 岩立フォークテキスタイルミュージアム

『第10会展 煌めく刺繍布 フルカリ 針で綴る華やかな世界』を見学しました。
今回展示されている「フルカリ」は、独立以前のパンジャーブ地方の農村で
女性たちに愛用されたベールです。
「フル」は花、「カリ」は仕事、花の刺繍を意味することだそうです。
地布は自家製の木綿を紡いだ糸を細巾に手織りし、3枚を接ぎ合わせて大きな布に仕立て、
茜や藍を使って 赤茶色や濃紺、紫などに染め上げてあり、それぞれの色には意味があるようです。
刺繍糸は撚られていない絹の真綿糸が用いられ、主にダーニングステッチで埋め尽くされています。
西パンジャーブ(パキスタン)では幾何学文様、東パンジャーブ(インド)では具象文様が多く
動物や人物、憧れの装身具、娯楽のゲーム盤など愉しい暮らしの図が刺繍されています。
室内では写真撮影不可でしたので、下の写真は入り口前に展示されていたフルカリです。
汽車が真ん中に刺繍されており、車輪や汽車の黒い煙まで刺繍されていました。
今回のフルカリ展は3月18日まで 木・金・土曜日の10時から17時開館
参照 岩立フォークテキスタイルミュージアム
