第17回『服飾史研究会』報告

5月22日(火)弥生美術館にて「セーラー服と女学生」展を見学しました。
本来は着る人の年齢を問わないユニセックスなファッションであるセーラー服が
日本では女学生の制服として定着し愛されている秘密と魅力を、写真や実物、
レプリカ、イラスト、絵画、雑誌など様々な資料で示しています。
参加者は自身の高校時代の制服を話したり、知っている学校を見つけて話題にしたり
工夫をこらしたタイ結びに感心したりと楽しく見学しました。

今回は隣接した「夢二カフェ 港や」で、参加者全員がランチ後、再び入館して同じ建物にある
竹久夢二美術館も ゆっくり見学でき、より充実した見学会になりました。

弥生美術館

弥生美術館 縮小済


女学生 縮小済


第16回『服飾史研究会』報告

4月23日(月)文化学園服飾博物館にて「ヨーロピアンモード」を見学しました。
18世紀のロココ時代から 20世紀末までのヨーロッパを発信元とする女性モードの
変遷を数々の展示ドレスを見ながら、ところどころで佐々井先生の説明を聴いて
より興味深く見学できました。
また、越路吹雪さんのパリのオートクチュールで仕立てたステージ衣装が特集として
展示されており、実物は撮影不可でしたが、入口に、レプリカのドレスと展開図が
展示され、撮影出来た写真を載せました。
もちろん、本物の布地の色や素材、付けられた飾りなどの方が素晴らしかった事は
いうまでもありません。
5月11日までの会期です。

服飾史博物館

越路吹雪ドレス レプリカ 縮小済

ドレス展開図 縮小済


第15回『服飾史研究会』報告

2月23日(金)自由が丘の岩立フォークテキスタイルミュージアムにて
「衣の原点―南太平洋諸島の樹皮布、編布など」を見学しました。
織物以前のタパ(樹皮布)や、バナナの皮を使って型染めされた物など
南太平洋諸島の品が展示されており、学芸員の方に説明を受けながら
見学出来た事で より一層興味深い見学となりました。

岩立フォークテキスタイルミュージアム 縮小済


第14回『服飾史研究会』報告

1月25日(木)世田谷美術館にて「パリジェンヌ展」を見学しました。
マネの《街の歌い手》をはじめ、ドガやルノワールなど印象派の巨匠が描いた女性の肖像、
カサットやモリゾなど女性芸術家による傑作、ブリジット・バルドーほか映画や舞台で活躍
した女優のポートレートまで、ボストン美術館所蔵の多彩な作品約120点を通して、18世紀
から20世紀のパリを体現する女性たちの姿に迫っています。
絵画だけでなく、1770年頃の華麗なローブ・ア・ラ・フランセーズやオートクチュール誕生の
1870年頃のドレス、1965年頃のピエール・カルダンやバレンシアガの斬新なドレスなども
実物が展示されています。

4月1日(日)までの展示、月曜休館です。

パリジェンヌ展 縮小済

第13回『服飾史研究会』報告

11月21日(火)文化学園服飾博物館に「更紗ときもの」展を見学に行きました。
江戸時代から昭和時代までの更紗のきものと、それらの元となったインド更紗や、
インド更紗の影響から製作されたそれぞれの地域の特徴ある更紗も展示。
写真はポスターに載っていた「更紗切継ぎ杜若文様小袖」です。
これは22種の古渡り更紗を縫い合わせた三井家伝来の小袖で、特別展示されていました。
さすがに非常に凝った素晴らしいきもので見応えありました。

この展覧会は、本日が最終日でした。

更紗のきもの 画像縮小


第12回『服飾史研究会』報告

『衣の会 秋の見学会』として、10月29日に長野県須坂市「田中本家 博物館」へ
企画展~「コドモノクニ」 玩具と子供服と~を見学に行きます。
そのため、9月20日 泉山館4階被服学科演習室にて、佐々井先生より
ヨーロッパと日本の子供服の変遷について講義を受けました。
秋の見学会に参加される方も、参加出来ない方も、卒業以来の
母校での受講に感激して、学生時代以上に真剣に聴いていました。
いつもは展覧会を見学に行く事が多かったのですが、今回のような受講も好評で、
今後もテーマを決めて時折、開催出来ればいいという話が出ていました。

第12回服飾史研究会 受講風景600

第12回服飾史研究会 資料600





第11回『服飾史研究会』報告

6月30日 たばこと塩の博物館にて
特別展「着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男」を見学しました。

東京で袋物商として活躍した中村清商店の創業者・中村清氏(1887〜1946)が昭和初期に収集した、
江戸から明治・大正時代にかけての染織品コレクションを中心に、女性と男性の着物と、それぞれが
身につけた「筥迫(はこせこ)」や「たばこ入れ」などの装身具約200点を展示し、当時の人々が持って
いた装いに関するこだわりと美意識が紹介されていました。

素晴らしい着物や装身具の数々でしたが、特に男性の着物や装身具の粋なこと、
個性的なデザインや緻密な細工に驚かされました。その中でも、根付は象牙に細かい彫りを入れた物や
黄楊に漆塗り形彫り細工した物など、芸術作品のようで感嘆致しました。

非常に見応えのある特別展でした。
7月2日までの開催です。

たばこと塩の博物館

たばこと塩の博物館 縮小

第10回『服飾史研究会』報告

5月19日 横浜美術館にて「ファッションとアート 麗しき東西交流展」を見学しました。

19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術に焦点を当て、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、
人々の生活や美意識にどのような影響を及ぼしたのかを紹介しています。
見学の前に、佐々井先生からプリントをいただいて展示内容の説明を受けたため、より興味深く見学できました。

西洋製テキスタイルに取り入れられた日本の柄やモチーフの織物で作られたドレス。
着物の形から抜き衣紋、引き裾、まゆ型のシルエットが西洋のデザインに影響をあたえたドレスなど
他にも数多くの展示で、とても充実した内容でした。

今回の「ファッションとアート麗しき東西交流展」は6月25日までの展示です。
横浜美術館

横浜美術館で 左側600
横浜美術館で 右側 600

第9回『服飾史研究会』報告

4月26日 文化学園服飾博物館にて「ヨーロピアン・モード」を見学しました。

宮廷が流行を生みだした18世紀のロココ時代から、産業の発達や社会の変遷とともに変化する19世紀、
若者や大衆が流行の担い手となった20世紀末まで、ヨーロッパを発信元とする約250年の女性モードの
変遷を年代別ドレスの展示を見ながら、ところどころで佐々井先生から説明を聞きました。
変遷の中で「黒」のドレスや服飾品にも注目していて、19世紀後期以降、黒いドレスは喪服としてだけでなく
流行としても受け入れられるようになったそうです。
19世紀後期から、デザイナーが黒一色の中に個性を光らせた20世紀後半の「リトル・ブラック・ドレス」は
さすがに、どれも非常に素敵で現代でも着用できるような洋服でした。

今回の「ヨーロピアン・モード」展は5月16日まで展示です。
文化学園服飾博物館
文化学園服飾博物館

ヨーロピアン・モード ポスター


第8回『服飾史研究会』報告

3月2日 自由が丘「岩立フォークテキスタイル ミュージアム」にて
『第10会展 煌めく刺繍布 フルカリ 針で綴る華やかな世界』を見学しました。

今回展示されている「フルカリ」は、独立以前のパンジャーブ地方の農村で
女性たちに愛用されたベールです。
「フル」は花、「カリ」は仕事、花の刺繍を意味することだそうです。
地布は自家製の木綿を紡いだ糸を細巾に手織りし、3枚を接ぎ合わせて大きな布に仕立て、
茜や藍を使って 赤茶色や濃紺、紫などに染め上げてあり、それぞれの色には意味があるようです。
刺繍糸は撚られていない絹の真綿糸が用いられ、主にダーニングステッチで埋め尽くされています。
西パンジャーブ(パキスタン)では幾何学文様、東パンジャーブ(インド)では具象文様が多く
動物や人物、憧れの装身具、娯楽のゲーム盤など愉しい暮らしの図が刺繍されています。
室内では写真撮影不可でしたので、下の写真は入り口前に展示されていたフルカリです。
汽車が真ん中に刺繍されており、車輪や汽車の黒い煙まで刺繍されていました。

今回のフルカリ展は3月18日まで 木・金・土曜日の10時から17時開館
参照 岩立フォークテキスタイルミュージアム

岩立 フルカリ